プレミアム物理破砕「ROCS」

ROCSリモートオンサイトクラッシュサービス(Remote Onsite Crush Service)

<開発経緯>

2019年12月に発生したHDD不正転売事件を契機として、多くの企業や自治体では、HDDやSSDといった記憶媒体の破砕処理に厳しい基準・規定を設け、立会や現地作業を義務化するケースが増加しました。このような背景を受け、株式会社ティーズフューチャーは、お客様の本来の負担を大幅に軽減することを目的として、廃棄対象のHDDやSSDといった記憶媒体の破砕処理の立会を行わずして、安全且つ確実に破砕を行う「ROCS( Remote Onsite Crush Service )」(特許出願中:特願2021- 71318)の提供を2021年1月よりスタートしました。

リモート接続によるHDD・SSD破砕サービス「ROCS」

オンサイト作業のお客様の手間と工数・費用を大幅に削減

オンサイトでの現場確認以上にリアルかつ徹底した物理破砕作業をリモート環境でご提供いたします。スマート南京錠による安全な回収後に、セキュリティが厳重で堅固な当社センターから4視点のカメラ映像と双方向音声通信にてお客様とリモート接続。HDD・SSDを破砕する大型物理破砕機にシリアルNo.と破砕画像を自動取得する独自システムの組合せにより安全に粉砕します。対象機器も多く、お客様指定敷地内で行うオンサイト作業では、作業場所の確保や騒音・粉塵の発生・長時間アテンドの難しさにより、作業確認もままにならず煩雑になりがちなオンサイト作業問題を、よりリアルで目視で作業を確実に確認しやすいリモートオンサイトサービスが解決します。

画像:リモートオンサイトクラッシュサービス「ROCS」

ROCSの特徴 

ROCS 01

お客様パスワード設定によるスマート南京錠での施錠回収

お客様専用のスマートフォンをご用意。セキュリティカーゴに積載して回収するHDD/SSDは、パスワード施錠をお客様ご自身で設定していただき、回収後のリモート接続時にリモート先から解除することで、当社スタッフはそれまで解除が出来ない仕組みとなっています。

画像:ROCSスマート南京錠
ROCS 02

手元のズームアップもお客様ご自身で操作可能

手元・上体・作業全体の映像が確認できる3つのカメラと、破砕するHDD/SSDが破砕機への投入まで確認できるカメラの4視点でリモート接続します。手元を確認できるカメラはお客様ご自身でズームアップも行えます。

画像:ROCS手元カメラ
ROCS 03

シリアルIDと破砕画像を自動で取得

破砕前に高感度センサーでHDD/SSDシリアルID等の固有情報をシステム側が抽出し、破砕前の画像と破砕時の写真も自動で取得。システム側でシリアルが突合されるため不正操作も不可能です。

画像:ROCSセンサー
ROCSS 04

徹底的な物理破砕

業務用の大型破砕機により、外資系メーカーが採用しているHDD/SSDの破砕基準よりも小さな断片となる18mm以内で破砕するため、データ復旧は二度と出来ません。

画像:ROCS破砕
ROCS 05

破砕作業の映像エビデンス

作業自体の映像はすべて録画されており、書類や画像証明に加え、個品ごとの破砕映像証明としてもお使いいただけます。

画像:ROCS映像記録

= ROCS(Remote Onsite Crush Service)紹介動画 =
ロングバージョン ナレーション付き 09:46

= ROCS(Remote Onsite Crush Service)紹介動画 =
ショートバージョン 03:26

= ROCS(Remote Onsite Crush Service)ご案内書PDF =

プレミアム物理破砕「ROCS」ご案内書
画像:困った様子で壁に寄りかかるビジネスマン
  • 専門業者を呼んで破砕作業をしてもらうにしても、担当者が四六時中立ち会うのは難しい
  • 自社内でデータ消去や破砕作業を行うスペース確保が難しい
  • 社外作業員を社内に入れることが管理上厳しい
  • 会議室に粉塵が舞ったり、騒音が出ることが心配

そのようなお悩み・困りごとを全て解決するのが「 ROCS( Remote Onsite Crush Service ) 」です。
“セキュリティの担保”と”業務効率化”を両立した記憶媒体の破砕処理が可能となります。

FLOWROCS(Remote Onsite Crush Service)の流れ

  • STEP.01
    磁気破壊と数量確認
    処分する記憶媒体を取出し、専用の機材を使って記憶媒体の中にあるデータを磁気で破壊します。磁気破壊の状況は、磁力に反応する特殊なシールを使い、目視にて磁気をかけたことを確認いただけます。
    その後、お客様と当社作業員とで、磁気破壊の状況と記憶媒体の数を数え、専用の収納箱に収納していきます。
  • STEP.02
    回収~保管
    STEP1で纏めた収納箱を、セキュリティカーゴに積み込んでいただき、その場でスマート南京錠による施錠をしていただきます。このスマート南京錠の解錠はお客様にインストール、もしくは当社から貸し出しをしているスマートフォンのアプリからでしか行えないため、この後の工程で、当社作業員が勝手に解錠することは不可能です。
    その後は当社が引き継ぎ、ROCSの中核施設であるリユース・リサイクルセンターへ運び、鉄格子で囲われた専用区画である保管スペースにて厳重に保管いたします。
  • STEP.03
    リモート接続
    破砕作業開始前に、お客様が作業を監視できるようリモート環境に接続していただきます。
    複数台の遠隔カメラの映像情報を通して、作業員以外の者が立ち入っていないかの確認、カメラを操作して任意の場所を確認することができ、実際の立ち会いと同等以上のリモート環境を実現いたします。
  • STEP.04
    セキュリティカーゴ解錠
    セキュリティカーゴの解錠は、お客様がインストール、もしくは当社から貸し出しをしているスマートフォンのアプリを通して作業員に解除コードを送ることで行います。
    作業員は、これまでのステップでお客様の記憶媒体に触れることは一切ありません。
    この解錠の様子は、もちろんお客様自身が操作する遠隔カメラでリアルタイムに確認することができます。
  • STEP.05
    破砕作業
    お客様の記憶媒体には1台1台に個体の識別番号が割り当てられ、それを読み取った後、破砕機に投入します。
    内部システムにスキャン登録された個体データは一元管理され、お客様もその情報をリアルタイムで確認することができます。
    作業終了後は別の社員が金属探知機で盗難がないことを証明し、作業完了となります。
  • STEP.06
    成果物の提出
    株式会社ティーズフューチャーでは、本サービスの終了後、お客様に対し3つの成果物を提出しています。
    画像:ディスク破砕証明書
    • セキュリティカーゴの解錠から破砕作業終了までの映像データ
    • ディスク破砕証明書
    • 記憶媒体1台ごとの識別番号、作業日時、破砕対象品、破砕時の写真をWeb上で閲覧するための利用権限の発行
    こうした成果物の提示によって、お客様はいつでも作業内容を再チェックができるとともに、各種監査対応にもこれらのデータをご活用いただけます。

≪2021年1月リリース、 30,000本以上の実績がございます≫
・大手広告代理店A社15,000本
・大手保険会社 B社11,000本
・大手証券会社 C社   4,000本
・大手放送局  D社   1,000本

その他にも多数実績あり

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